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投稿者:旧サイトより 投稿日:2014/08/14 00:13

 その1 (第一回 安全画鋲)
 昨年、コクヨがプニョプニョピンと呼ばれる安全な画鋲を発売しましたね。その特許を調べたところ、1999年の9月の出願になっていました。実は、これとほとんど同じ形状の安全な画鋲を私自身も考案していたのです。「本当かよ?」と思われるかも知れませんが、先日調べたところ、1997年の6月に考案したことが、ちゃんとノートに記してありました。但し当時は、「確かに安全で便利だけど、コストが高いからムリかな?」と思って出願しませんでした。当時出願していれば今頃は……。まあ、世の中こんなものですね。
 ちなみに、現在市販されているこの画鋲、値段はなんと1個25円もします。安全にはお金を惜しまない時代になったのですね。
 さて、このプニョプニョピン、良いことだけではなく、欠点もあります。それは、長期間使用したり、あるいは何度か使用すると、リング状の樹脂部分が変形してしまい、針の先が出てしまうことです。また、古いタイプの画鋲に比べて抜きやすいとはいえ、もう一工夫あれば、と思わされます。これらを改善したら、それはまた別のヒット商品になるかもしれません。
 てるちゃん                   2002/07/08

>昨年、コクヨがプニョプニョピンと呼ばれる安全な画鋲を発売しました

「プニョプニョピン開発ストーリー」
http://www.kokuyo.co.jp/ud/ud_02.html
「プニョプニョピン」
http://www.kokuyo.co.jp/ud/product/p-01.html

この発明をされた方も、他にもいろいろ考えておられたようですね。
ヒット商品となるには、名前とかデザインなども、重要な要素になるのでしょう。
 TAKEちゃん                 2002/07/08


その2
お待ちかね(?)の第2弾です。今回はちょっと専門的です。
夏場の昼間の電力消費量は、このところ毎年うなぎのぼりです。電力消費の大半は、空調によるものです。その解消にと、電力会社では、揚水発電所を建設して、夜間に余っている電力を蓄え、昼間のピークに備えるようにしています。
 少し説明すると、なぜ夜間に電力が余るかというと、原子力発電所は、「ベースロード」という最低限の発電量より落とすのがむずかしいので、消費電力の少ない夜間は、発電量が消費量を超えてしまうからです。もちろん、他の形式の発電所も夜間はフル操業しないので、設備は遊ぶ傾向にあります。また、揚水発電所というのは、山地を利用して上下二つの巨大な池(下の池はダムであることが多いが、川をそのまま利用するケースもある)を設け、夜間の電力を使って、下の池の水を上の池にポンプアップし、電力が必要な昼間に、今度は上の池の水を落とすことにより水力発電を行うというものです。いってみれば、「巨大なバッテリー」のようなものです。
 しかし、そういった工夫にも限界があります。どうせ夜間電力を利用するなら、それは、利用者一人一人が備蓄するのが一番でしょう。また、使う側からすれば、安価な夜間電力が利用できるので得でもありす。
 私のアイディアノートによると、蓄熱材を使うことによってこの夜間電力を蓄え、それを翌日の昼間に使う装置の発案が、1994年の1月に記されています。そして、その蓄熱材として、氷の融解熱を利用することが明記されています。
 この件について特許があるのかどうか知りませんが、ここ二、三年でしょうか、電力会社は、「氷蓄熱空調装置」というのを盛んに売り込んでいます。やはり、ニーズは感じていたのですね。あの次点で開発しておけば……。私には充分な資本がないから、やっぱり、獲らぬタヌキの皮算用ですね。しかし、ぐぐ、ぐやじい~!
 ところで、この「氷蓄熱空調装置」や、「電気温水器」は、夜間電力を利用するので確かに経済的ですが、その陰には、上記のように原子力発電所の問題があります。今ある資源を無駄にしない、経済的に利用するという立場からすれば「買い」ですが、原子力発電所を容認し、かつまた増設させる要因ともなります。導入の際には一考の余地があるかと思います。
 てるちゃん                   2002/07/10

余剰電力の活用ってのは自分も前に考えたことがありますが、エネルギーについて考えるのって可能性がいろいろあって面白ですね。

参考までに・・・
カテゴリー>公共>エネルギー
 げん@遠州                   2002/07/10


その3
さて、本日は土曜日、しかも外は雷雨とあって家にこもりがちなので、その3を書いてみましょう。飲兵衛の私らしい(?)商品のお話です。

 いまから十数年も前になりますが、私が勤めていた会社で、「商品開発室」にいた私は、「これはイケル!」と思った商品を提案しました。それは、「家庭用果実酒製造器」です。果実酒は、アルコール濃度の高い酒に果実を浸けておけばできるわけですが、数ヶ月もかかるのが難点です。そこで、「早くおいしくできる」ようにするのがこの商品の狙い目でした。
 さてここで、お酒に関するミニ知識を少し述べましょう。「おいしいお酒」ができるために必要な要素はなんでしょうか? それは、
1)ある程度の低温
2)振動
 と言われています。たとえば、現在、非常に安価なお酒には、「醸造用アルコール」、つまりはエチルアルコールが混入されていますが、単にエチルアルコールを水に混ぜただけではまずくて飲めたものではありません。そこで、低温の中でアルコールを攪拌し、しかも、高周波などによる振動を与えたりして水と混合します。こうすると、なんとか飲める程度の味になるから不思議です。(そういえば、1970年頃の「ラジオの製作」誌に、この原理でお酒がおいしくなるという装置の製作記事が載っていました。但し、試してみた結果、あまり効果は感じられなかったと記事には書いてありました。当然、未成年だったてるちゃんはそんなことはしませんでした。(本当か? 正直に白状せい!))
 私の考えた果実酒製造器も、基本的にはこの原理を応用し、若干の付加価値を付け加えたものでした。しかし、検討の結果(というより、たいした検討もされずに)、却下と相成りました。中小企業にはむずかしいと判断されたようです。
 その一、二年後でしたか、ある大手メーカー(日本軽金属だったか?)が、「できごころ」という名の家庭用果実酒製造器を売り出しました。これには私も愕然としました。「それ見たことか、私の先見の明が分かっただろう!」と言ったのですが、その後、この装置はそこそこのヒットはしたものの、それほどの大ヒットはしなかったようです。発売した会社はそれなりに利益を得たかもしれませんが、他社の追随がないところを見ると、あまり魅力的な商品ではないのかもしれません。あるいは、そのメーカーが特許を持っていて、他社の実施を許可しないかもしれません。
 というわけで、大手も着目したと言うことで私の自尊心は守られましたが、ヒットの程度を見ると、「商品化しなくて正解だったかな?」とも思ったものでした。いやはや、商品化というのは技術云々ではありませんね。他の要素の方がずっと大きいと感じている今日この頃の私です。
 てるちゃん                   2002/07/20

>その一、二年後でしたか、ある大手メーカー(日本軽金属だったか?)が、「できごころ」という名の家庭用果実酒製造器を売り出しました。

ネーミングがイイね~。
とんでもない素材のお酒を作くちゃおうかな~って気になる。

> というわけで、大手も着目したと言うことで私の自尊心は守られましたが、ヒットの程度を見ると、「商品化しなくて正解だったかな?」とも思ったものでした。いやはや、商品化というのは技術云々ではありませんね。他の要素の方がずっと大きいと感じている今日この頃の私です。

私も、そう思います。日をおいてみると「こんなの売れるわけねえよな~」とか思っちゃたりする。それもまた楽し!
 げん@遠州                   2002/07/21

 その4
久々のシリーズ4弾目です。
 かつて、テレビショッピングなどで、ピストルの形をした手動ドライバーを盛んに宣伝していましたよね? でも、アレ、最近ではとんと見かけなくなりましたね。実は、私の友人も買ったのですが、少しだけ使った後、誤って落としたら、すぐに壊れてしまったそうです。やはり、完全な独占商品だったために、競争がなく、品質管理に問題があったのでしょうね。
 それに代わり、最近ではホームセンターなどに行くと、「押すだけで回るドライバー」というのを売っていますよね? これの方が、その「ピストル型ドライバー」よりも、ずっとシンプルで使いやすく、かつまた力がいりません。なぜなら、ピストル型では握力によって回すので、それなりに手が疲れるのに対し、「押すだけタイプ」の方は、体重をかけるだけで良いからです。そのうえ、形がシンプルである分、価格もリーズナブルです(安いものは換え先を含めて2000円以下で買える)。
 さて、この「押すだけで回るドライバー」というのを、実はてるちゃんは、1993年にすでに考案していたのです。当時、このようなドライバーはなく、似たものとして、螺旋軸の周囲に付いた小さなスライドハンドル(手元のグリップとは別)を前後させることによって、ドライバーが回転するタイプのものが市販されていました。「押すだけでタイプ」は、この改良型と見ることができるでしょう。あるいは、「ピストル型」の螺旋機構を見て思い付いたものかもしれません。
 私の場合、最初は簡易なドリルとして考案しました。当時のメモを見ると、「同時にドライバーとしても使用できる」と書いてあります。しかし、ノートに書いたまま、そのままにしておいたのですね。その内に、上記のピストル型が登場し、後に押すだけのタイプが登場したようです。
 このあたり、特許を調べてみたのですが、あまり詳しいことは分かりませんでした。とはいえ、1993年の時点ですぐに出願して商品化していれば、今頃は左団扇だったかもしれません。
 あ~あ、まさに「獲らぬタヌキのなんとやら」ですね。
 てるちゃん                   2002/09/05

> この「押すだけで回るドライバー」というのを、実はてるちゃんは、
> 1993年にすでに考案していたのです。

「押すだけで回るドライバー」というのは、「Spiral Screwdrivers」
のことでしょうか。もしそうなら、数十年も前の私の子供のころに、
すでに見たことはあります。と言うことで一度改めて調べてみました。

「Spiral Screwdriver Patents」
A Selective Database of U. S. Patents Relating to Spiral Screwdrivers: 1868 - 1931
http://www.idcomm.com/personal/cfales/intro.htm

Spiral Screwdriver U.S. Patent Database
http://www.idcomm.com/personal/cfales/Sdpat_db.htm

と言うようなことからもわかるように、100年以上前の「1868年」には、
すでに米国での特許出願が、なされていたようです。(まことに残念でしたね。!)
 TAKEちゃん                 2002/09/09

>100年以上前の「1868年」には、すでに米国での特許出願が、なされていたようです。

 ええっ、そんなに前なんですか? どうりでIPDLで調べてもなかなか見つからないわけですね。とすると、今から十数年くらい前に商品化されていた「柄とは別のスライドを前後させて回転させるドライバー」というのは、その特許の存在を知らずにそれより劣るものを商品化したことになりますね。いや、もしかすると、その特許を回避する(切れているのでその必要もなさそうですが)ためにその構造にしたのかもしれません。また、その「押すだけで回るドライバー」が長い間市販されていなかった(少なくとも今のよう大量には)のはどうしてなのか、ちょっと謎が残ります。もしかすると、あの「ピストル型」に触発されて古い良い案が回顧されたのかもしれませんね。
 こんなに良い案なのに、商品のどこを見てもPAT番号の表示がないので不思議には思っていました。
 てるちゃん                   2002/09/09

> 「柄とは別のスライドを前後させて回転させるドライバー」というのは、
> その特許の存在を知らずにそれより劣るものを商品化したことに

まぁ考えた本人にとっては、『 劣る 』と言う考えは毛頭無かったのでしょう。なぜなら、同じような考え方のものも、既に100年以上前に考えられていて、前回のウエブページ↓にも出ていましたよね。
「H. MUELLER MFG. CO. / Decatur, Ill. / PAT. . JULY 30, 1889:」
http://www.idcomm.com/personal/cfales/wanted.html
(このページの上から4番目の図ですね)
恐らく「別のスライドを前後させる方式」は、両手でやったほうが便利なはず、と言うような考え方で、考案されたものでは無かったのでしょうか。?

> こんなに良い案なのに、商品のどこを見てもPAT番号の表示がないので

昔々二十歳代のころ、思い付いたアイデアを大阪の図書館に調べに行った時に、それとまったく同じアイデアが、既に、「明治時代の日本の特許」に出ていて、「やはり(単なる思いつき)では駄目だなぁ」と、反省した事がありましたね。

> どういうルートで探されたのか、かいつまんで教えていただきたいくらい

別に何らの秘密も無いのですが。「ネットニュースや、2ちゃんねる」などの、掲示板に数年投稿している内に、色々なものをウエブ上で探す必要に迫られて、経験上身に付いた知恵と言いますか、ノウハウと言えるのでは無いでしょうか。

ウエブで、何らかの情報を探すノウハウとは、
-----------------------------------------------
1.特許で無いものも多く、商品の有る無しは最初ウエブ全体から調べて見る。
2.探したい目的の「正式な製品名は何なのか」を、まず考えたり調べて見る。
3.日本語の情報の中で見付けられない場合は、英語のページでも調べて見る。
4.複数の「ウエブ検索エンジン」の、個々の特性の違いを良く理解しておく。
5.専門的で細かい部分のアイデアは、特許資料を調べないと当然わからない。
6.自分の調べたい分野の、「IPC国際特許分類」がわかれば見付けやすい。
7.日本の「特許電子図書館」や「アメリカ特許局」の、ウエブ検索に慣れる。
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まぁこんなところでしょうか。
決まった方法が最初から有ると言うのでもなくて、探偵小説に出てくるような、一種の犯人探しの推理を、毎回やっているような感じでしょうか。。。
 TAKEちゃん                 2002/09/17

くやしくてたまらんのじゃ~マガジン 主婦編 by p.nonさん

その1
少し前に掃除機ロボットが出ていましたでしょ。
部屋の中に放っておいたら自分で移動してお掃除してくれるやつ。
まさにあれが欲しかったんだ。
 p.nonさん                    2002/07/08

その2
今では朝シャン洗面台なんか当たり前みたいにあるけど
私は25年以上前から欲しいと思ってました。
最近、シャワーのヘッド部で止めたり出したりの操作が出来る
と言うのが出ましたが、10年ほど前にそんなのありませんか?と
どこかのお店で聞いたことがあります。ぱくられたかな。
 p.nonさん                    2002/07/08




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