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| No.000517 Ｇコードの改良 ２月に入り、テレビ各局はプロ野球キャンプを追っています。それだけ、日本ではプロ野球の人気が高いということですね。しかし、４月になってプロ野球が始まると、その放送のために他の番組が圧迫されます。単にプロ野球放送があるだけなら良いのですが、野球放送が延長などということになると（たいてい延長ですが）、せっかくビデオで予約録画をセットしたのがフイになってしまいます。 現在用いられている「Ｇコード」というのは、予約録画する場合に必要な「日付」、「チャンネル」、「番組開始時間」、「番組の長さ」の４つの要素だけの情報しかないのだそうです。そこで、これ改良してはどうでしょうか？ （改良案） ・時間についての情報は持たせない。単に番組毎に違うコードを設定しておく。 ・番組の開始時と終了時にそのコードを示す特殊な信号を画像信号に乗せる。 ・そのコードをユーザーが指定したものと照合し、一致した番組だけを録画する。 ざっとこんな感じですが、画像信号に他の情報を乗せる方法としては、現在カラーバースト（ＮＴＳＣ方式のカラー化に必要な信号：限られた帯域内でカラー情報を効率よく伝えるために、送信側と受信側とで周波数（３．５７９５４５ＭＨｚ）とその位相を一致させるための信号。映像信号の含まれない「ペデスタル」部分に数周期のパルスを追加している）が乗せられている部分の余り（１水平走査毎に１ビットでよい）を利用するとか、その他のブラウン管に表示されない画像部分の信号を用いるなどするとよいでしょう。また、今後デジタル放送が当たり前の時代になれば、より簡単に実現できるでしょう。 当然ですが、この実現にはある程度のデジタル信号処理技術が必要になります。しかし、現在の技術レベルからすればまさに「お茶の子さいさい」といったレベルの技術にすぎません。たとえば、その道で五年も食っているようなエンジニアなら簡単に基本回路を設計できるでしょう。 こうしておけば、時間がずれても確実に必要な部分だけが録画できるというわけです。 但し、こんな解決をしても、まだ不満の残る人もいるでしょう。「なんでプロ野球だけをそんなに優先するの？ こっちは好きでもないのに、おかげで大迷惑」と考える人達です。私はプロ野球が好きですが、そんな意見があるのはもっともだと思います。そのためにも、プロ野球の試合の迅速化を図るべきだと思います。なにしろ、以前は１試合当たり２時間もかからなかったのが、現在では三時間余りが当然だというのですから。 てるちゃん 2002/02/16 |
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