No.001048 絶対に抜けない束石(つかいし)
投稿者:旧サイトより
投稿日:2014/08/15 16:39 89 てるちゃん 2004/11/12 22:52
束石というのは、家などを建てるときに柱の基礎となる部分に用いる石のことです。現在では、コンクリートで作られるのが一般的です。
実は、私事ですが、私は昨年から今年にかけて、小屋を作ったのですが、その小屋の一部が、今年四回も来た台風によって、破壊されてしまったのです。原因は、「基礎の弱さ」にありました。
ウッドデッキなどを作ったことのある人は分かると思いますが、束石の上に柱を立てるときに、柱が容易にずれたりはずれたりしないように、「羽子板ボルト」というものが付いた束石を用います。つまり、台形をしたコンクリートの固まりに、丸い穴の開いた長方形の鉄板が付いている物です。この「羽子板ボルト」に柱をネジ留めしたりすることにより、かなり強力な基礎となります。しかし、です……。
今年の台風17号は、「風台風」と呼ばれたように、大変風が強く、私が苦労して建てた小屋を一瞬にして吹き飛ばしてしまったのです。通常、この「束石」というのは、重さは十数キロくらいはあるかも知れませんが、地面に置いてあるだけなので、強力な風の力の前には、軽々と持ち上がってしまうのです。
そこで、この束石の下部に、通しボルトを通すための穴を開けるとか、さらには、鉄筋を通したりするための凹凸を設けてはどうでしょうか? つまり、束石を地面に置くだけでなく、ベタコンクリートを打ったときに、それに鉄筋を通して埋め込むわけです。こうすれば、まず絶対に抜けたり持ち上がったりしません。
そんなものはとっくに誰かが作っていそうなものですが、ホームセンターやインターネットで探しても見つかりませんでした(どこかにあるとは思うのですが……)。
仕方なく、今回は、自分で下部が極端に膨らんだ束石を作り、それを地中深く埋めて用いました。市販品があれば、こんな苦労をせずに済んだことでしょう。どこかに売っていないでしょうか(もう一つ小さな小屋を建てる必要があるので)? また、なければ、どこかのメーカーが作らないでしょうか?
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