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No.001157 検査会社に保険機能を

投稿者:旧サイトより 投稿日:2014/08/18 09:53

631                  てるちゃん 2005/12/02 13:58
 今回は、こんな「もの」ではないのですが、社会のシステムとして、こんなものが必要ではないかと思ったので書き込ませていただきます。
 耐震強度偽造のニュースが連日、報じられていますね。強度不足を知りながら間違った設計をした建築士、それを発注した会社も言語道断ですが、正しいチェック機能を果たさなかった検査会社の責任も大きいですね。もちろん、行政の責任もあるでしょう。かつては行政側が行っていたチェックを民間に任せたことによってこんことになったのだから、民間への委託はすべきでないという意見も出ているようです。しかしその一方で、行政側がチェックを行ったのに、やはりミスを見抜けなかったという例も発覚しています。
 一番の問題は、現在の「建築業界のシステムそのもの」が、良くないことだと思います。民間企業であれば、第一に営利を目的とするため、コストダウンが求められ、コストの安いものは、それだけ品質が落ちる、というのは自然なことです(彼らに責任がないと言っているのではありませんヨ)。つまり、どうしても、チェックミスをゼロにすることは出来ないと思うのです。つまり、チェックミスをゼロ、あるいはそれに近いレベルまで改善するには、建設業界のシステムそのものを変えてしまうしかないな、と思ったわけです。
 まだそれほど一般的ではないですが、実は、個人住宅などを対象に、その設計、施工のチェックを行い、万が一トラブルが生じた場合は、補償までする会社が存在します。ユーザーとしても、チェックに多大な金額をかけるわけにはいかないので、その手の会社としても、多大な金額を要求することは出来ません。その手の会社は、そのわずかな手数料で住宅の安全性を保証をし、なおかつ経営を維持しなければなりません。そのため、その手の会社は、極めて厳密かつ能率的ににチェックを行うそうです。
 そこで、これと同じように、国(あるいは行政)指定の検査会社に、保険機能を持たせてはどうでしょうか? つまり、チェックを行って合否の判定をするだけでなく、合格を出しながら構造に欠陥が見つかったり、実際に倒壊したような場合には、そのチェック会社が損害を補償するようにするわけです。そうすれば、いい加減なチェックをすれば、自分自身の会社が多大な出費を強いられることになるため、チェックには厳密を期さざるをえなくなります。
 これくらいのことはしないと、この問題は解決しないのではないでしょうか。




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