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No.001341 電子教科書端末

投稿者:旧サイトより 投稿日:2014/08/21 13:28

電子教科書端末を作成し全国の学校に配布してはどうか

2353                       やまちゃん 2009/12/06 15:28
電子書籍端末が段々普及してきている。私は、国家戦略として電子教科書端末を作成し、全国の学校に配布してはどうかと思っている。

 現在、教科書は紙媒体で、特に小中学生には無償で配布されている。しかし、ほとんどの人が使用後は捨ているのではないか。これはムダの象徴のように思われる。無償であるだけにあまり大切にしようとはしない。確かに、将来、それを大切にしまっておかないと困るようなものでもない。本屋に行けば、もっと分かりやすい参考書などがたくさん売られている。教科書は無償だけに大切にされていない。国費で、つまり国民の払った税金でこのようなムダが許されてよいのだろうか。かといって教科書なしで授業をするのも、子どもたちも困るし、教師も困るだろう。

 実は、教科書は無償で配布されるため、一般の人は知らないかもしれないが、いろいろな制約がある。一般の書籍に比べれば安いし、海外の教科書に比べれば薄くできている。ページ数の制限があり、価格もカラーや大きさなど全て決められている。そのため、内容的にはエッセンスだけとなり、一般的に普通の人が読んでもあまり面白くもない。(中には面白いところもあるかもしれないが)

 授業で使うための本ということなので、自学自習用には作られていない。解説はあまりなく、詳しい説明など書きたくても書けないようになっている。海外の教科書の中には、解説が詳しく、とても楽しく分かりやすいものもあるが、それをしようとするとページ数がとても足らなくなる。日本ではそれを教師が授業で補うように作られている。

 そこで、病気で長期に休んだりすると、勉強についていけないなどということが起きてしまう。教科書を読んでもさっぱり理解できず、投げ出している子どもたちが少なからずいる。

 このような問題を解決する一つの手段として、私は教科書を紙媒体ではなく、全て電子媒体にし、専用の電子端末を作るとよいと10年以上前から主張している。日本の技術力があれば十分可能であり、海外にも輸出することのできる主要な産業にすれば、ビジネスとしても成功するのではないかと考える。

 私が構想していることは、以下のようなものである。

 各学校に、専用のサーバーを置き、児童生徒数分、教室に電子教科書端末を配布する。電子教科書端末は学校備品で、子どもに貸与するが、家には持って帰ることができない。家庭で使用するには、家庭用の電子教科書端末を購入又はレンタルするか、パソコンでソフト的に利用できるようにするとよい。その際、家庭にはできるだけ負担をかけないよう、補助する制度も必要であろう。

 各学校に、教科書会社から検定を受けた教科書データが送られてきて、サーバーに保存し、子どもたちは電子教科書端末でアクセスして利用する。

 この電子教科書端末はパソコンではなく、日本の学校用に作られた専用機である。スイッチを入れればすぐに使え、ウイルスに感染することもなく、インターネットにアクセスするのではないので、有害情報も閲覧できないようになっている。

 児童生徒のIDで管理され、教科書、辞書、百科事典、問題集、参考書などが一元的に利用できるとよい。分からない漢字や英語など、指で押さえれば読んでくれたり、吹き出しで意味も教えてくれたりする機能があるとよい。そうすればよく分かるので、楽しく学習できる。さらにマルチメディア機能も充実しており図や動画などで分かりやすく説明してくれる機能があるとよい。教科書には専用のペンで書き込みもでき、線も引け、書き込みもできる機能があるとよい。

 電子媒体なので、自由度が高く、低学年では教師のコントロールで、中学生ぐらいになると自分で選択して、練習問題も自分にあった問題を選べる機能があると、非常に力がつくと思う。紙媒体ではないので、できたかどうかもすぐに判定できる機能があれば、間違いも指摘してもらえるので親切である。

 教科書、辞書、百科事典、問題集、参考書などのデータは、利用した分、教科書会社等に著作権料などロイヤリティが入るようにする。その他に、ボランティアで著作権フリーのデータを登録したり、教科書会社等に安くデータを売るなど、国民総参加で教科書づくりをするのもよいかもしれない。

 電子教科書端末は貸与なので、毎年購入する必要はない。まず、紙を使わないので地球に優しい。子どものカバンにはノートと筆記用具だけ入れればよいので通学時に重たいカバンを持ち歩く必要もなくなる。問題集を買わせる必要もないし、参考書や辞書を買う必要もない。それらは全て端末から利用できるからだ。

 家庭用の電子教科書端末には小学校から高等学校まで全ての教科書データが入り、辞書、百科事典、問題集、参考書までも入っているとなると、現在、普及している電子辞書以上の普及が考えられる。年配の人でもそんな便利な電子教科書端末があれば購入したいという希望者はたくさんいるのではないか。データ的にはDVD1枚でもあれば、かなりのものができるだろう。市販すればおそらくヒット商品になる。諸外国もほしがるような製品を作ることができれば、日本の新たな外貨獲得の産業とすることも可能ではないか。

 紙媒体ならば、情報量に制限を受けるが、電子媒体ならば無限に可能性が広がる。自学自習も可能となるので、小学生でも高等学校の内容でも学習できるようになるかもしれない。中学生でも小学校の内容が分からなければ、いくらでも戻って学習ができる。自由度が随分と広がり、満足度も高くなるので、学校が楽しくなる。いじめなども減るかもしれない。学力テストなどして学校を脅さなくても、世界一の学力水準になることは間違いない。各段階毎に検定テスト問題を入れて、合格すれば自動的に証明書が発行できる機能をもたせれば、子どもの励みにもなるし、その結果が自動的に集計できれば、全国の子どもの学力を調査しなくても、正確にしかもその時点での状態を細かく把握することも可能だ。しかも、ほとんど予算はかからない。

 ただ、これらのことを実現するためには、技術的にも、制度的にも越えなければならないハードルがいくつもあるのは事実である。技実的な面は、特に、文字の問題である。実は教科書では、現在のパソコンでは標準でサポートしていない文字を使っている(特に高等学校)。全ての教科書で使う文字は標準でサポートしてほしい。また、高等学校で使う数式なども、標準で簡単に表示できるようサポートすべきである。手書き入力では、漢字の書き順、点やハネなどの細かいミスのチェックなども指摘できる機能があるとよい。

 文章の読み上げについても、文字データから直接なめらかに読むことのできる音声合成の技術があるとよい。これらは、近年かなり向上してきている。どうしても難しいようであれば、アナウンサーに読んでもらうとよい。声で読み上げてくれる教科書は、必ず学習の助けになる。特に外国語においては有効である。小学校で外国語活動などが導入されてきているが、中学生で英語の教科書が読めない生徒がどれだけたくさんいることか。この現実はあまり知られていない。これらの問題も解決できる。英語の読み物教材なども、絵入り、動画入りで、易しいものから段々に難しいものまで、読み聞かせをしてくれれば、興味を更に高めることもできる。そのようなことも可能だ。

 このような電子教科書を作るためには、到底個人の力ではできない。1企業でも難しい。国家プロジェクトのようなもので積み上げていく必要がある。その前に、プロトタイプのようなものを作り、国民の理解を得る必要がある。特に日本では電子書籍端末では後れをとっている。子どもの将来がかかっていることなので、どこか大学と電子機器メーカー、教材会社が協力して開発してはどうか。世界の流れは必ずこのような方向に進むと信じている。パソコンのように支配されるのか、逆に日本がリードするのか。国家の存亡にかかっている。国家戦略に関わる問題ではないか。
http://blog.goo.ne.jp/kan-gaeru/

2356                   げん@こんなん堂 2009/12/07 09:13
雑誌、新聞、文庫本などが電子書籍や電子ペーパーに移行するのは賛成なのですが、教科書はどうなのかな?と思います。学生は教科書に自分でマーキングしたり、コメントを書き込んだり、偶にはイタズラ書きしたりしますが、それができないものでは使いにくい。またページを跨いでチラ見しながら勉強したり、こうしたことが電子書籍でも可能にならないと使い難いと思うので考慮した商品開発は必要かな。

久しぶりの長文書き込みで、ちょっと疲れました。最初の数行に全体の要点を分かりやすくまとめて、その後必要であれば詳細補足を書き込んで頂けると読みやすいです。




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