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液体が個体になる時の凝固熱を利用した湯たんぽ 発熱します。
※これって再利用できるカイロ 熱エネルギーの保存
2029 てるちゃん 2009/01/05 16:13
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
さて、寒い毎日が続いていますね。なので、昨年末から「充電式コードレス湯たんぽ」というのを使っています。15分ほど通電すると5~8時間も暖かいというものです。もちろん、その間はコードははずして使えます。ですが、ちょっと不満な点があります。
1.「充電式」とうたっているが、充電式ではなく「蓄熱式」ではないか(不当表示)。
2.中身は液体なので、しだいに温度が下がっていく。
1はさておき、問題は2です。湯たんぽである以上、だんだんとお湯が冷めていくのはわかるのですが、それでは「コードレス」にする意味が薄れると思います。コード付きの電気アンカであれば、ずっと温度はさがりません。
「コードレス式なんだから、無理を言うな」という人がいるかもしれませんね。でも、それはちゃんと実現できるんです。
たとえば、低温融解パラフィンなど(ステアリン酸を含む)を用い、それを熱して液体にするのです。すると、今度はそれが凝固するまでの間、ずっと熱を出しつつも、一定の温度を保ちます。これは、蓄熱技術として確立されていますから、その業界の人であれば誰でも知っていることです。
この原理を使えば、何時間にもわたって一定温度を保つことが可能なのです。しかも、融解熱(潜熱)というのはかなりの熱量ですから、暖房の熱源としても不足はありません。なぜこの技術を使わないのでしょうか? 少し検索したところ、類似の技術による特許等はいくつも出されているようです。
もしかしたら、私が知らないだけで、すでにあるのかも知れませんね。もし本当にないとすれば、それは、
・パラフィン(ステアリン酸を含む)は可燃性(ロウソクの原料になる)なので、家庭用暖房器具には不向き。
・コストが高い。
などの問題があるのかも知れません。不燃性で適度な温度で融解し、かつまた安価な物質があれば良いということになりますね。是非とも実現して欲しいです。