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投稿者:旧サイトより 投稿日:2014/08/21 21:42

遮光ネットを張ってみた 2
屋根のアルミ缶並べは断念しましたが 暑い夏はやって来る。

一昨年は、事務所の屋根とカーポートの上に施工しましたが
昨年からはカーポートの上は設置が面倒なのでカーポートの下に施工することにしました。
あと、西日が暑いので 西側の壁にも施工。

日差しを遮り 下に空間をたくさん作るのが良さそうです。

目指すは、気持ちの良い そよ風の吹く木陰!


部材は前回のものの流用で
1.遮光ネット 2x50m 遮光率75% \\4,350
2.蝶型パンチ ダイオ化成(株)100個入 \\1,250
3.ポリエチレンロープ黒 3mmx200m \\980

先ずはこちらで予習して頂くと分り易いです。
屋根に遮光ネットを張ってみた

基本は、遮光ネットに蝶型パンチを取り付け、そこからロープを出して張っていきます。
蝶型パンチはマイナスドライバーを差し込んでコジれば外れるので、やり直しもOK

部材は前回のものをそのまま使うので遮光率75%の遮光ネットを使いましたが
結構日差しが強いので、遮光率は最大のものが良いと思います。
遮光率だけで云えばタープなどの方が良いのでしょうけれど
風や雨などのことを考えると やっぱり遮光ネットです。
ネットだから強風や雨でも上手く受け流して、破れたり破損するなどの被害が出にくい。

遮光ネット
カーポートは上に張るより下に張った方が施工しやすいし効果もありそうです。
今回も雨どい部分にカーテンフックを使って引っ掛けたのですが
フックにビニールテープを巻いてキズが付き難くしました。
できればしっかりしたフックをネジ止めした方が良いのかもしれませんが、フックでも十分かな
S字フックや、ネジフック、張る場所によって考えましょう。


次は事務所の西側に施工します。
ここは夏になると西日を遮るために よしず(葦簀)を立てていたのですが
風が吹くと倒れるし 少し暗過ぎます。

事務所は左側になりますが、屋根下にロープを結べる所があるので、特に問題なく張ることができます。

遮光ネットの下から斜めにロープを引っ張って垣根に結び付けました。
※遮光ネットサイズ:6.5m(横)x2m(高) 留め位置:上部10箇所、下部3箇所


問題の2階からの施工に取り掛かります。

2階の窓の上だと、手持ちの梯子も届きません。
家を建てた時にすだれなどを取り付ける様に、端から端までステンレスパイプを取り付けて貰いました。

ネット上部にパイプがあるのが分ると思いますが、今回はこれを使って取り付けます。

毎年張るものだから簡単に張れないと困るので、窓から手が届く範囲で作業ができるように考えた。
遮光ネットサイズ:2m(横)x4m(高) 留め位置:上部3箇所、下部2箇所 x3枚

1.予め蝶型パンチをネットに取り付け、3枚の遮光ネットの上部と中間を蝶型パンチで連結しておきます。
2.上部両端に取り付けた蝶型パンチに長めのロープを付けておきます。
3.窓からネットを引き上げ、上部全ての蝶型パンチとパイプをロープで留めて吊り下げます。
4.2で付けたロープを下から広げる様に引っ張ると、遮光ネットを張ることができます。
5.遮光ネット下部をロープで留めて完成。

この方法だと、3で窓から手が届く位置で紐を留める作業ができ
4で下からロープを引っ張るだけで張る作業ができるので
梯子などを使った高所の作業が無く安全です。

遮光ネットを自分で張るのは、どこにどうやって固定するかが問題になります。
理想を云えば屋根の軒下から敷き地いっぱいに張るのが良いのですが
2階屋の軒下だと かなり高所になるので
自分でステーの取り付けや遮光ネットを張ることが難しい。

ウチの場合も、2階に取り付け用のパイプが設置してなかったら、1人ではできませんでした。
梯子が届かない場所だと設置が難しいので
取り付け用のステーやパイプは、大工さんに頼んで設置して貰った方が良さそうです。

あとは国旗掲揚よろしく、ロープを引っ張れば遮光ネットが張れる様にしておけば簡単設置が可能です。


■遮光ネットの耐久性について
夏だけの設置ですが既に3年目に入っています。
台風も来ましたが、一部蝶型パンチを挟んだ部分のネットが破れて
遮光ネット
ダラ~んと垂れ下がっただけで、大きな被害はありませんでした。

破れたネットも再利用可

端を折り返して蝶型パンチで再び挟めば修復完了です。


壁が熱くなると夜になっても室内が暑いですが、遮光ネットで壁もそれほど熱くなりません。
遮光ネットは、外気の温度を下げるのにも有効だし
エアコンの室外機を日陰にすることでの節電にもなると思われます。

最近は軒が無い家も多く困ります。
軒が無いと雨が降ると窓も開けられないし、太陽光が室内に入ってきて暑いのね。
そもそも窓を開けることなんて考えてないのかもしれませんが
そんな家でも 遮光ネットで太陽光の差込や雨の降り込みも抑えることができそうです。

風に揺れる遮光ネットは、木洩れ日もあって見た目にも涼しげ。
アーケードの無い商店街や路地などを遮光ネットで覆ったら 街全体を快適にすることもできるんじゃないだろうか?

ネットは風に強いので、巨大なネットを作れば、
夏の屋外フェスティバルなどでも 比較的簡単に日陰が作れそうです。

これからはエネルギーを使わなかったり、省エネの技術が大切になると思うけれど
遮光ネットで等でヒートアイランドを抑えることができれば、
冷房に使うエネルギーも抑えられて、それは立派な省エネの技術。

もし、大工さんや建築関係の方で遮光ネットの設置について ご意見ありましたら教えて下さい。

我が家も これからもっと大々的に施工してみようかしら。

遮光ネットを付けるなら、窓だけでなくて壁全面を覆うのがお奨めです。
日中に太陽光で壁がかなり熱くなって、夜になっても熱いままなんてことがあります。
屋根下から庭にかけて斜めに張れば、その空間が日陰になるので
家の中にも涼しい風が入ると思います。

家の東西南北全面に付けて、庭やカーポートなんかも覆ってしまいたいぐらいです。
本当は敷地全体を覆って日陰にできれば、かなりすごし易くなると思う。
ついでに遮光ネットで太陽光発電もできれば良いのに。

http://konnandoo.blog102.fc2.com/blog-entry-426.html

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