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No.000695 プロ野球チーム力均衡化案


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No.000695 プロ野球チーム力均衡化案
2071    プロ野球の衰退を憂うてるちゃん 2002/11/21 14:30
 ちょっと本来の話題と異なるので、もし良ければ、井戸端会議にでもコピーして下さるとよいかと思います。
 さて、昨日はドラフト会議の日でしたね。このドラフト会議、各チームの戦力を均衡させるために生まれた制度なのですが、いろいろと問題もあるようです。一番の問題は、なんといっても、選手側に選択権がないという人権の問題でしょう。今は懐かしい、あの「江川事件」もそれが生んだ事件でした。
 私は個人的には江川は大好きです。彼のことを大嫌いという人もいるでしょうが、私は、あの一件以来、「巨人は嫌いじゃないけれど、巨人のベンチは大嫌い」になってしまいました。江川ばかりが独りよがりとか言われたけれど、ことの発端は巨人のベンチがドラフト会議をボイコットするという暴挙を演じたことですから。なのに、巨人のベンチは悪く言われず、江川だけが悪く言われるのはあまりにも筋違いと思います(巨人ファンの人ゴメンナサイ)。
 さて、この是非はさておき、近年、このドラフト制度も変化しつつあります。大学生の逆指名が解禁になったり、昨年からは、「自由獲得枠制度」というのが出来て、ドラフト以前に二人まで選手を獲得することが出来るようになりました。その代わりに、ドラフトは二巡目あるいは四巡目からしか指名できませんが。
 その一方で、フリーエージェント(FA)権を行使する選手も増えてきました。自分の希望する球団に行けない選手の、唯一の権利行使の場ですから、おおいに活用して良いと思います。しかし、それにも問題があります。その権利を得るのには10年もかかり、しかも、一部の選手しか行使できないことです。が、それよりもさらに、以下に述べるような問題も生じています。
 それらの制度変更のために、一部の資金の潤沢な球団ばかりが有力な選手を集めるという事態が生じています。これでは日本のプロ野球はますます衰退して行くでしょう(T.Wさん、分かってますね!)。星野阪神監督がグチを言いたくなるのも理解できます。
 しかし、チームの力を均衡させるために、昔ながらのドラフト制度に戻したり、FAを廃止するなどというのでは、時代に逆行してしまいます。
 そこで、「リーグ全体で年俸の総枠を決め、それを各チーム均等に配分する」というのはどうでしょうか? これは、アメリカ大リーグが提唱している案に近いものです。でもこの制度が年俸の高騰をいたずらに抑え、選手のためにならないという議論もあり、大リーグではストにまで発展しました。その問題さえなければ、これは非常に良い方法だと思います。その上で、ドラフト制度などを一切廃止し、すべて自由競争とすればよいのではないでしょうか? とはいえ、年俸には上限がありますから、一部の球団が有力な選手ばかりを集めるということは出来なくなります。その一方で、選手側には、自分が行きたいチームを選ぶ権利が最初から与えられます。もちろん、最初から大リーグを希望しても良いでしょう。
 それでも、人気のある球団には、入りたいという選手はある程度あつまるでしょう。しかし、「年俸が低くても良いのならどうぞ」ということになり、それでも行きたいという選手は少なくなるでしょう。結果的には各チームの戦力は均衡化し、しかも、人権も守られると言う良い制度だと思います。
 こういうのはいかがでしょうか? みなさんのご意見を頂きたいところです。






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