『こんなものがほしいんじゃ〜』マガジン

No.000367 環境に優しく経済的な、小ちゃい車・考

カテゴリー>乗り物・交通>自動車
アイデア商品、便利商品、おもしろい商品がいっぱい・・・『こんなん堂』

関連:No.000411 全天候型スクーター
No.000367 環境に優しく経済的な、小ちゃい車・考
 タイトル変更しました(旧No.000367 マイクロカーの普及とコストダウン)

関連:No.000909 電気自動車・考


・・・No.000366 米糠を有効に利用したい からつづき
・・・我が家には、もう一台、古くて動かなくなった草刈り機があるのです。今はエンジンもかかりませんが、ちゃんとキャブを整備すればまた動くようになるとは思います。 さて、そんなエンジンを使って、「マイクロカー」を作ってみたいな、などと思う今日この頃です。マイクロカーというのは、排気量が50cc未満で、原付と同じ税金しかかからないという四輪自動車です。現在、光岡自動車が売り出しています。運転には普通免許が必要です。以前、同様の車がマイナーなメーカー数社から発売されていた時期がありますが、それは原付免許で乗れるというのがうたい文句でした。その後、法律の改正などにより、そのメリットが失われたためか、そのようなメーカーは淘汰されていったようです。
 このマイクロカー、原付と同じとはいえ、30キロの時速制限はなく、60キロまで合法的に出せますし、それ以上の性能もあります。また、ヘルメットの着用も義務づけられていません。ですから、一人だけの近距離の通勤や買い物などには、これで充分なわけです。当然車検もありません。
 惜しむらくは、これがあまり安くないのです。安い物でもだいたい、50万円弱はすると思って下さい。確かに、ピザ宅配に使うようなバイクは40万円くらいするので、マイクロカーが特に高いというわけではないのですが、その一方で、軽自動車の一番安い物が、同じくらいの価格で手にはいるのです(ダイハツのミゼットUの一番安いやつや、アルトの受注生産のものは40万円台からある)。また、エアコン付きの軽自動車は、555000円で三社(スズキ、ダイハツ、三菱)が売り出しています。軽自動車は四人乗りであるのに対して、マイクロカーは一人乗りです。また、光岡自動車のマイクロカーにはドアがありません(オプションで付けられるが、これはビニール製)。それを考えると、マイクロカーは298000円位が妥当ではないかと思います。ある程度の台数がはければ、それくらいの価格は充分に可能だと思うのですが、どうでしょうか? こんな車が増えたら、渋滞や駐車場難も少しは改善されると思います。
 てるちゃん                   2001/05/19


光岡のマイクロカー。いいですねえ。作ってみたいものです。問題は、一人乗りであった場合、スクーターとどちらを選択しますか?ということです。残念ながら、スクーターということになってしまうでしょう。 と、すると、マイクロカー普及のカギは、二人乗り可能ということでしょう。軽自動車よりも格段に小さくて、二人乗り。あと、密閉性を確保するなどすれば、普及の可能性が出てくるのではないでしょうか?

おまけ。田植作業、33パーセント完了。
 tantanさん                2001/05/23


0003
光岡自動車のHPによると、二人乗り以上にすると、それは軽自動車扱いになるので無理なのだそうです。仮に価格が298000円位であり、ちゃんとドアがあるとすれば、私はスクーターよりもマイクロカーを選びたいです。理由は、一つには雨がしのげること。今ひとつは、60キロまで合法的に出せるということ。三つ目には、小さな荷物が積めて便利だということです。さらに、停まっていても倒れないので安心できるというのも一つの理由ですね。でも、私個人としては、現在普通の自動車を所有しているので、今ところの特に必要は感じていませんが。

オマケ>私の家の周囲の田んぼも、水を張ったり代かきしているところがポツポツ増えてきました。でも、田植えはまだ先ですね。苗床の苗もまだ伸びていなくて、寒冷紗をかぶったままのところが多いです。因みに、昨年まで作付け依託(全体の三分の一)をしていた人が断ってきたので、新たな協力者を捜しているところです。
 てるちゃん                   2001/05/23


0004
>理由は、一つには雨がしのげること。今ひとつは、60キロまで合法的に出せるということ。

自分もココに魅力を感じます。60キロで流れてれている道に30キロで走る車(バイク)が一緒に走ることは、あまり良いこととは思えませんから。恐いし。 このマイクロカーは通勤車として多く使われるようになるのかな。維持費が安く、燃費も良くて、駐車スペースもとらないから会社としてもメリットあり。後は安全対策。

>おまけ。田植作業、33パーセント完了。

田植作業ご苦労様です。 近くに棚田があるらしいので今度見に行ってみようかな。
 げん@遠州                   2001/05/24


0005
なるほど、マイクロカーって、法的にもよくできたモノだったのですね。知識不足でした。マイクロカーというのは、一人乗りで、雨露がしのげて、60Km/hで走行できるモノという定義になるのでしょうか?となると、あと気になるのが駐車場問題。タワーパークや立駐なんかでは、受け入れてもらえるのでしょうか?受け入れてくれたとして、平面駐車場なんかも含めて1台分のスペースを使ってしまうのでしょうか?普及が先か?それとも駐車場整備が先か?
ここで新ネタ! ・・・No.000369 効率よく車を管理してとめることができる駐車場 につづく・・・。
 tantanさん                2001/05/26


0006
マイクロカー続報、そして無段変速機普通のバイクにはバックギアは付いていませんが、光岡自動車のマイクロカーには、バックギアが付いていて、ミッションもオートマチックだそうです(おそらくVベルト式でしょう)。でも、バックギアに入れるたびに、一度エンジンを切らなければならないのだそうです。これはずいぶん不便ですね。特に、切り返しをするときには、何度もエンジンを切らなければなりません。
 実は私、以前から、「無段変速機」に興味があるのです。効率が良く、しかもシンプルな変速機は無いものでしょうか。最近になって、日産が「トロイダル式無段変速機」というのを実用化しましたが、まだまだ高価で、しかも、大変な技術が必要なのだそうです。ちなみに、特許庁の電子図書館で検索すると、無段変速機というのはたくさん出願されていますね。でも、これといった切り札は出ていないようです。良いものができれば、これは省エネにもなると思います。
 てるちゃん                   2001/05/30


0007
思ったんだけど、マイクロカーって電気自動車にしたらどうなんでしょう?もうすでにあったような気もしますが、マイクロカーの使われ方を考えると、その方がいいのではないかな。モーターなら変速機って不用だよね? 発電機積んでハイブリッドにしても良いでしょうし、もう少し先をみて燃料電池ってな可能性もある。量産できれば ある程度安く出来るでしょうし、普及を図りながらエコカーとしての実験場としても好都合ではないかな。
 げん@遠州                   2001/05/31


0008
電気マイクロカー。電気自動車と共通の問題になりますが、やはり電源問題がありますね。現在の自動車の場合、ガソリン満タンで約500キロぐらい走りますから、それと同等のモノを実現しようとすると、かなりのバッテリーが必要です。(理想が高い?)
無茶苦茶を言いますが、電気をためる電池ってのができたら、いいでしょうね。現在のバッテリーは電気の関わる化学変化を応用したもので、残念ながら電気をためるものではないようです。カミナリ様だってやってるんだから、やってできないことはないでしょう!?
 tantanさん                2001/05/31


0009
>現在の自動車の場合、ガソリン満タンで約500キロぐらい走りますから、それと同等のモノを実現しようとすると、かなりのバッテリーが必要です。

通勤目的、ちょい乗り使用なら100kmも走れば良いでしょう。 発電機で電気をおこしてモーターを回す方法もあります。トヨタのプリウスなんかの市街地走行時は、ほとんどモーターで走ってるって聞いたことがあります。

>無茶苦茶を言いますが、電気をためる電池ってのができたら、いいでしょうね。

前々から思ってたんですが、発電方法とかエネルギー備蓄方法とか、色々考えると面白そうなので 今度やってみませんか。ちなみに こんなのがあります。
No.000185 ゴミを堆肥化しながら発電してくれる機械
No.000063 フィットネスクラブ発電所
 げん@遠州                   2001/05/31


0010
> 通勤目的、ちょい乗り使用なら100kmも走れば良いでしょう。 発電機で電気をおこしてモーターを回す方法もあります。トヨタのプリウスなんかの市街地走行時は、ほとんどモーターで走ってるって聞いたことがあります。

光岡自動車のマイクロカーは、満タンで140キロ程度走れます。また、電気自動車のマイクロカーは同車から既に発売されていて、40キロ程度の航続距離だそうです。つまり、ほとんど毎日充電が必要と言うことですね。但し、燃費(走行に要するエネルギーの価格)は、ガソリンよりもかなり安いそうです。  なんとなく、自分で一台作ってみたい(もちろん、基本設計から何から自分でやる)ような気がしてきました。手を汚して物を作る、いや、創るというのが、私、大好きなんです。
 てるちゃん                   2001/05/31


0011
>手を汚して物を作る、いや、創るというのが、私、大好きなんです。

いやあ、いいこと言ってますね。キットものなんかでもそれなりに楽しめますが、やはり、部品から一つ一つ作っていく、”工程を楽しむ”とでも言いましょうか?ものづくりの醍醐味ですよね。あと設計図がなかったら、なお楽し。(計画的に完成品を作るのであれば、絶対に必要なのは十分承知の上ですが、思いつくままに何かを加工していくのって、楽しいですよね?)
 tantanさん                2001/06/01


タカラの『Q−CAR』って、光岡のマイクロカーベースにすればもっと安くなると思いません? 100万はちょっとね〜
 かみや☆みかさん                2002/02/08


 同感です。但し、光岡のマイクロカーはガソリンエンジン車が主体で、バッテリー式の電気自動車はやはり高めです。それと、タカラのQ−CARは元々「同社のヒット作『チョロQ』を実際に乗れるものに」というコンセプトで作られており、実用と言うよりは遊び心満載ですから、多少高価になるのでは? たとえば、ボンネットの先端に犬の鼻のような黒いフタがあり、中にペットボトルが入れられるとか、いろんなおもしろい工夫がされているようです。
 てるちゃん                   2002/02/08


資料
GAMESPOT JAPAN TOYS NEWS
■電気自動車「Q-CAR」シリーズ■ コンセプトカー3台発表
http://www.zdnet.co.jp/gamespot/g-toys/news/020123/02/index.html

株式会社タカラ 電気自動車「Q-CAR」シリーズ新発売のご案内
http://www.takaratoys.co.jp/company/pdf/020122.pdf

光岡自動車MC−1
http://www.mitsuoka-motor.com/mitsuoka/docs/mc1.html


2005        明るい日本つくるかい! 2002/11/07 14:46
スマートの電気自動車版
なかなか実用的な電気自動車が出てきませんが、もう物を燃やして
走る時代じゃないと思います。そこで、今2人のりでスマート
というクルマがありますが、そのまんま電気自動車にしてもらいたい!!
特に、都内を走る営業マンは強制的に(優遇税制もいい)すれば
かなり空気がきれいになると思います、音もかなり静からしいですから


2006              げん@遠州 2002/11/07 14:57
No.000367 マイクロカーの普及とコストダウン で小型電気自動車の話題がでていますので、興味のある方は覗いてみてください。


2008              てるちゃん 2002/11/08 17:19
>スマートをそのまんま電気自動車にしてもらいたい!!

 確か、スマートの電気自動車版は発表されていたと思います。
http://auto.ascii24.com/auto24/issue/2001/0911/56npr_sh0911_03.html?kr09

 スマートの良さは、なんと言ってもそのルックスですよね。高いけど、思わず買いたくなってしまう。一番安いので12?万円くらいするけど、日本の軽自動車メーカーが作れば、80万円でおつりが来るかな? そう、スマートはちっちゃいくせに割高ですよね。電気自動車なら、さらに高いでしょう。やはり、行政による補助とかで、安く乗れる方法がないと電気自動車はなかなか普及しないのかな? 日本のメーカーなら、もうちょっと安くて高性能なのを作れると思うけど。
 プリウスが売れたおかげで、自動車用リチウム電池もかなり高性能で安くなってきたようなので、そろそろ本格的かつ実用的な電気自動車が登場しても良い頃だと思います。
 それと、マイクロカーは所詮50CCの原付扱いですから、一人しか乗れないのがネックです。マイクロカーの電気自動車版は、前にも書いたように、光岡自動車が販売していますね。これも新しい法律を作って、電気自動車を優遇するとか、あるいは、もう少し高性能なもの(60キロ以上出して良いとか)も原付なみの税制にしてくれるとか、普及に努めて欲しいです。


車幅1.2mの車を実現して欲しい
2296              熊野縄文人 2003/01/12 17:58
現在の車は横に拡がり過ぎだと常日頃思っています。車幅が2m近くあっては幾ら道路を拡張しても追いつきません。そこでタンデム形式で四名乗り車幅1.2m車の登場が待たれます。車長は5m前後になると思われます。軽自動車のような窮屈さがなく、四名が足をゆっくり伸ばせるにはそのくらいの長さは必要だからです。タンデム形式の良い面は二名掛けではないので一人分のスペースがたっぷりと取れる事です。座席巾は50cmで車内は80cmくらいの巾になります。相当ゆったりとした座席と空間になるはずです。座席も高級なタイプを配すれば、車内はちょっとした高級車並みとなります。車のイメージですが、例えば、スズキのワゴンRをベースに30cmほど巾を狭め、車長を1.7mほど延長した姿を想像して見て下さい。開発自体はそう難しくはないと思います。また4WSにして後輪も前輪に連動して動くようにすれば車長の長さをカバーして小回り性能も充分発揮出来るはずです。エンジンですが1000ccほどで十分だと思いますが、空調等も考えれば1500ccクラスがあれば申し分ないと考えています。出来ればこのような車は今後の燃料電池車の標準タイプになって欲しいものです。中は高級車、外は軽自動車より小さい。そんな車が出来れば二車線道路は三車線に使えて渋滞を緩和でき、道路脇にも停める事が出来て駐車場にも困らず、もっと効率的な車社会になって行くと思うのですが。それと鉄道に積む事も出来ます。列車巾は2.8m前後ですから、この1.2m車ですと並列積載が可能です。と言う事は現在の車より貨車に積める台数が単純計算で倍になると言う事です。現実は車長の関係もあって計算通りにはいかないでしょうが。しかし積載台数が増加する事は確実です。そうなればもっとカートレインが普及するのではないでしょうか。時速100kmの大型高速船もカーフェリー用として、現在、官民あげて開発が進められていると聞いています。長距離は車を列車乃至フェリーに積んで移動する。そんなライフスタイルは環境にも配慮した総合的な交通体系を作り上げて行く上でも考えねばならない重要な要素だと思います。そこに車幅1.2m車の存在意義もあるのではないでしょうか。


2302              てるちゃん 2003/01/14 16:47
「同感」、とは思えませんが、発想は少し理解できます。ウナギみたいなのが道をうようよ走ることになりますね。
 一番の問題は、高速走行時にその狭い車幅で安定してコーナリングが出来るかでしょうね。このあたり、アメリカで発売された「ジンジャー」の制御ノウハウとかが利用できるかも知れません。また、カーブ時の内輪差も問題になるでしょう。幅は狭くても、ホイールベースが長いので、内輪差が大きくなり、道幅の狭いところでは脱輪するかもしれません。
 次の問題は、「側面衝突」に対する安全性でしょうか。軽自動車も昔の1.3メートルから1.4メートルに、そして現在では1.48メートルとなっています。最後の規格改正ではこの安全性(特に側面衝突時の)がもっとも考慮されたと聞いています。
 もう一つの問題は、(乗車人員/投影面積)の値が大きく取れるかですね。通常の車は1.7メートルに2〜3人横方向に乗るので、この数値が大きくなります。しかし、1.2メートルに一人となると、効率が悪くなります。

 この案は、おっしゃるように、鉄道と組み合わせて使うのが一番良いかもしれませんね。更に進んで、自動車をすべて外部からコントロールするような未来の交通手段として価値があるかも知れません。


2308              熊野縄文人 2003/01/15 14:08
早速御返信有難う御座います。私なりの意見を書きますので御鞭撻の程御願いします。

1.高速安定性

これは床下に機器を置く事に拠り重心を低くする事である程度解決出来るのではないでしょうか?またこのような車は電気自動車とか燃料電池車が普及した時、標準タイプになれば良いと考えていますので、その種の車では電池とか燃料電池等の重量物を床下配置にする事はそう難しい事ではないと考えるのですが。

2.内輪差の問題

これは前輪に後輪が連動する4WSを以て解決出来ないでしょうか?また電気自動車とか燃料電池車では四輪全てにモーターを組み込む事は可能で、各輪は独立出来るので、4WS機構自体はより簡単になると思うのですが。

3.側面衝突

これは1.2Mの外幅に対して80CMの内幅なので40CMの内外差があります。片側20CMです。これで不充分ならもっと内幅を狭める事も出来ます。

4.投影面積

確かに数字上の効率は悪くなると思います。しかし、現実は1.7M車幅の車に一人乗車が殆どです。それを考えるとそう拘る事はないと思いますが。

私の考えでは、この種の車は、単なる都市内のコミューターとしてだけではなく都市間も走れる普通の車と言う位置付けにしたいのです。勿論、長距離は鉄道乃至フェリー、短距離は車と言う組合わせが、これからの時代を考えればベターな組合せであると思っていますが。

車の為に道路が拡幅されたりバイパスが出来る事に拠り、昔からのコミュニティーが分断されたり、旧来からの中心部が廃れて行ったり、と私達は車により、生活基盤さえ大きく変えられています。そしてその車は益々大型化し、広い道路を要求しています。しかし、我々は車無しの生活は変られない為、その要求を飲んでしまう。どうしたら車と共存出来るのか?その答えの一つが車の小型化ではないでしょうか。五人も六人も乗れるように設計された大型の車に一人かぜいぜい二人の乗車ではこんな効率の悪い事はありません。その為に渋滞が起り、環境も悪化しています。これを防ぎ、車社会を維持して行く方策は車の小型化以外にはないと思い、このような提案をしたのです。


2311              てるちゃん 2003/01/15 19:26
熊野縄文人さん>
 この問題、掘り下げるとかなりむずかしいですね。五人乗りの車に一人で乗るのは非常に不経済ですが、その不経済が逆に社会の経済を活性化させているというのも事実ですから。
 個人的な意見を言うと、必要性は分かるものの、本当に幅1.2メートルの車が普及するか(ある程度普及はしても、それが主流になるか)というとちょっと否定的です。ただ、私も車の大型化には反対している立場です。それについては以前かなり書きましたので参考になさって下さい。
(マイクロカーの普及とコストダウン:No.000367 「環境に優しく経済的な、小ちゃい車・考」にタイトル変更)
 確かに日本の車は大型化する傾向にありますが、小型の車の方が良いという価値観もあります。その良い例が、2002年に小型車ホンダフィットが最も売れたという事実でしょう。
 また、数年前に試作された一人乗りの電気自動車は、たしか横幅が1.3メートル程度でしたが、床下にバッテリーを搭載していたため、確かにかなりの安定性があったと聞いています。但し、それは通常の速度での話で、高速道路を走る速度ではその狭い横幅が問題になるでしょう(そのような車は高速道路は走れないようにするのも一つの案です)。

 この掲示板の趣旨からして、あまり否定的なことは言いたくないのですが、ひとつだけ言わせて下さい。それは、
「新たな道が出来たり拡幅されたりするのは、車の大型化が原因というより、車の台数そのものの増加、あるいは人口集中が原因」
 と思われるということです。
 車の規格(サイズ)そのものは、軽自動車のものを除いて、何十年も変更されていません。大型化しているというのは、以前は5ナンバー(1.7×4.7メートル以内)ばかりだったのが、現在では3ナンバー(それ以上)のものが増えてきたということだと思います。通常の3ナンバー車は、確かに5ナンバー車よりも大きいですが、既存の道路の車線(3.5メートル幅)内で充分に走れます。道が拡幅されるのは、交通量の増加に伴って、片側一車線だったものが二車線になるという形だと思います。決してひとつの車線が3.5メートルから5メートルになるというようなものではありません。1.2メートル程度の車の必要性は私も時として感じますが、少なくとも当面は、「通常の車とマイクロカーとかの棲み分け」というのが議論の主体になるような気がします。


2314              熊野縄文人 2003/01/16 10:20
御鞭撻有難う御座います。
貴殿が仰る様にこの問題は難しい問題だと思います。そこでまた私なりの意見を。

1.経済の活性化とは?小型化すると自動車会社の売上に影響はないだろうか?

確かに大型化して付加価値を付け、価格上昇を図る事は自動車会社にとってメリットがあります。しかし小型車だからと言って諸々の機構を付け、装備を充実させる事で付加価値性は増します。決して大幅な価格低下に繋がるような事はないと思いますが。

2.ある程度普及はしても、それが主流になるか

これが一番難しい問題だと思います。大型に価値観を見出す人がまだまだ多い。しかし、卑近な例で申し訳ないが、ゴミ問題があります。昔は分別収集なんて考えられなかった。あんな面倒臭い事を誰がやるのだ?と言う感じでしたが、今や分別は常識です。それだけ皆の意識が変化したのです。車についても変化しないとは言い切れません。

3.高速道路を走る速度ではその狭い横幅が問題となるか

これは多少、漫画的ですが、レーシングカーのように左右に車輪を張出せば横幅はもっと幅広に変えられます。JRではフリーレールトレインが実用化されようとしています。これは在来線のナローゲージから新幹線の標準ゲージに列車が走りながら車軸の長さを変化させて相互乗入れが可能になるようにと開発している技術です。この技術をこの種の車に使えば、車輪間隔を一般道では1.2M、高速道路では1.7とか1.8Mに変化させる事が出来ます。そうすれば高速安定性は格段に増します。でも私自身は1.2Mと言う横幅はそう狭くはないと思っているのですが。

4.一つの車線が3.5Mから5Mになると言うようなものではありません。

私もそう思っています。貴殿が列挙している「車の台数増加と人口集中」は確かにご指摘の通りです。勿論、車の大型化だけが全ての原因ではありません。しかし台数増加にしろ、車自体が小さければ現状道路でも対処は出来た部分があるはずです。台数が増加し、より大型の車に皆が乗るようになったから新しく道路が必要になって来たとの解釈も成立ちます。

私もこの種の車が主流になって欲しいとは思っていますが、貴殿ご指摘のように「棲み分け」が現実的にはベターな選択だろうとも思っています。しかし、これからの自動車社会は「どうあるべきか」と言う問題提起の為にも、1.2M車のような超小型車は現在ある「一名乗り」とか「二名乗り」のようなコミューターを想定した車種だけでは駄目で「四名乗り」くらいの本格的な車種を製作する必要があるのではないだろうか、と考えている次第なのです。


2315              てるちゃん 2003/01/16 11:19
> 御鞭撻有難う御座います。
 こちらこそありがとうございます。
 ちょっと基本の話題からそれるのですが、昨夜のニュースステーションで、玩具メーカーの「タカラ」が、またまたマイクロカーを発売すると報道されていましたね。「マイクロカー」というのは、原付自転車扱いの自動車のことで、一人しか乗れないタイプの物です。この「一人しか乗れない」というのが一番のネックですが……。
 ニュースではスポーツタイプの電気自動車などが紹介されていましたが、こんな車、経済的でしかも夢がありますね。見ているだけでワクワクします。価格も安くなって、どんどん普及して欲しいものです。


2316              げん@遠州 2003/01/16 11:23
> 2.ある程度普及はしても、それが主流になるか

車幅1.2mの四名乗り車 選択肢としてあっても良いと思いますが、二人以上で乗るんならやっぱり隣にいてほしい。。 車の小型化は多いに賛成です。普段1人しか乗らないのに1BOXに乗るのもなーと常々思ってます。・・でNo.000699 カーシェアリングシステム のようなものも必要。
道路事情について:現在の流通はトラック運搬が主流ですのでココらあたりを改善しないといけません。新しい運搬システムが必要。 例:No.000710 鉄道を使った自動輸送システム
新しく作る道をトラック用、乗用車用で分ける試みもあるようです。交通量増大に伴う道路を乗用車用(大型車通行禁止)に作ることでコストが押さえれるそうです。


超軽自動車
2306               BUBU 2003/01/15 02:22
なかなか2人乗りの電気自動車が市販されないのであえて提案ですが、
昔の軽自動車の復活を希望します。今の技術なら360CCでも
2人乗りで結構実用的なクルマができるのではと思いました。
高速乗らず都内を走り回るなら充分でしょう、税金も今の軽の半分で。


2317               BUBU 2003/01/16 17:40
せめて2人乗りの電気自動車
タカラのマイクロカーは100万円でおもちゃとしては高いとおもいます〜
第一一人乗りでは行き倒れの人助けたり、ストーカーに追われてるお姉さん助けたり出来ません。
天下のトヨタなら中国生産で2人乗りで、ドア、屋根付き(モット実用的という意味)で50万で出来ます。 モタモタしてると中国企業が作っちゃうかもね。


2318                GRA 2003/01/17 06:08
車椅子みたいなのを牽引するとか


2333               BUBU 2003/01/22 15:12
2人乗りの軽
今日TVニュースでみたのですが、スズキから出たようです!
ただスタイルがいまいちだったような、ダイハツあたりも
企画してるのでしょうか、マイクロカーの時代到来か!


2342              げん@遠州 2003/01/24 11:09
でましたねー。見ようによってはカワイイともいえる。
ダイハツ ミゼットって もう売ってないんでしょうか?
あとスズキのスクーター「チョイノリ」純国産で5万円台ってのはスゲー。ネーミング、コンセプトもイイ。がんばれスズキ!


2343              てるちゃん 2003/01/24 12:08
 ろくに仕事もせんと、また書き込んでおります。

 これは私もおおいに興味があります。でも、新聞に出ていたのは、主としてハイブリッドタイプのことばかりで、私の欲しいガソリン車についてはあまり書いてませんでした。インターネットで見ようとしたけど、アクセスが多いのか、重くてまったく見れませんでした。でも、49万円から買えるとなると、光岡のマイクロカーも真っ青ですね。
 「スマート」という二人乗りのちっちゃな外車がありますが、あれに影響をうけたんでしょうか? スマートも、少しだけ幅を狭くして軽自動車バージョンにしたのがありますが、ネックはその価格ですね。でも、あれを買う人は、「俺はベンツも持っているけどセカンドカー、サードカーとして乗っているんだよ」ってな感じで乗れるから、その価格でもいいのかも知れません。

>見ようによってはカワイイともいえる。
 安い車なのですから、オシャレ感覚、遊び感覚を追求して欲しいですね。

> あとスズキのスクーター「チョイノリ」銃国産で5万円台ってのはスゲー。
 そう、今の時代、10万円を切っているだけでも安いと思うのに、五万円台とは、さすがに私も驚きました。二十数年前にあったホンダの「ラッタッタ」こと「ロードパル」と同じ値段ではありませんか。時間が止まっているような錯覚を覚えます。なんにしても、安いのは良いことです。


2344              げん@遠州 2003/01/24 13:11
> ろくに仕事もせんと、また書き込んでおります。

自分も只今 お仕事待機中! 早く連絡下さい。>お客様

今月の「JAF Mate」には、ハイブリッド、電気自動車が特集されていました。その中には、「人気の?小さな電気自動車」って記事も。メモ代わりに車名を上げておくと
・エブリデーコムスオープン/アラコ
・Q-CAR/CQ-MOTORS
・ME-2/光岡自動車
・パッソル/ヤマハ スクーターですね。
・ゼロEVエレクシードRS/ゼロスポーツ

スズキ、初のハイブリッド型軽自動車「ツイン」
スズキ、国内生産で59,800円の50ccスクーター「チョイノリ」


2348        近未来のりもの研究家! 2003/01/26 16:33
スズキーTWIN(2人乗り軽)のレンタカー!!
たとえば、東京駅の八重洲口あたりに営業所を置き、従来の料金の半値くらいにすれば、観光客、出張の営業マン、なんかに人気になると思います。路上パーキングも半値でいいと思います!!


1504                     シンジ 2007/06/18 00:39
コムスって結構いい線いってると思いますが。。
ただ座席の辺りがおもちゃっぽくて乗っててもかっこ悪いからサイドカバーは標準装備ですね。 あと値段がちょっと高い。。


1507                       げん@遠州 2007/06/20 08:11
> コムスって結構いい線いってると思いますが。。
> ただ座席の辺りがおもちゃっぽくて乗っててもかっこ悪いからサイドカバーは標準装備ですね。 あと値段がちょっと高い。。

ハードドア設定も欲しいよね。改めてコムスのホームページを見てみたら 電気代2円/kmそうな。ガソリンで市街地燃費10km/L レギュラー135円/L だと13.5円/kmだから凄い経済的。(バッテリーなんかの寿命、価格はどうなんだろう?) 1充電走行距離:市街地走行35km程度(充電時間8h程度) ロングで45km程度(充電時間13h程度) 配達用で足りるのかな?もっと走行距離が増えればいいのにね。
http://www.coms-ev.com/index.htm
http://www.toyota-body.co.jp/kankyo/coms/index2.html


1509                   てるちゃん 2007/06/21 09:54
 元スレッドを書いた張本人なので、少しコメントしたいと思います。
 コムスと同程度の原付扱いの電気自動車は、あの光岡も販売していますね。どちらの出来が良いかわかりませんが、コムスは天下のトヨタ系ですから、少し信頼性が高いかも……。
 それはさておき、トヨタが力を入れているのはまだまだハイブリッド車であって、純粋な電気自動車ではないですね。こっちにも力を注いで欲しいものです。それと、コムスのバッテリーはいまだに鉛蓄電池のようですね。プリウスはニッケル水素電池でしたか? その高性能バッテリーが供給できるルートを持っているのですから、それにするか、あるいは私が最初のスレッドで言及したキャパシターを採用して欲しいものです(「空気二重層コンデンサー」と書いてありますが「電気二重層コンデンサー」が正しいようです)。
 コムスは経済的なようですが、2〜3年でバッテリー交換というのは一番の欠点ですね。それと、経済性が売りであるはずですが、「回生制動」などによる、エネルギーの再利用はしているのでしょうか? キャパシターがないと、それはやりにくいと思うのですが……。
 電気自動車のメリットは経済性よりも、環境性能だと思うのですが、その点には異論を唱える人もいるようです。その理由は、

・電気自動車が普及すると、電力需要が増し、地球温暖化の原因になる。
・おなじ理由で、原子力発電所の建設を促すことになる。
・バッテリーのリサイクル問題etc

 前2項に関しては、私は比較的楽観的です。というのは、化石燃料を燃やして動力を得る普通の自動車に比べ、電気自動車は、はるかにエネルギー効率が高いため、トータルで考えると、地球温暖化を抑制する効果があると思われるからです。学者によって諸説ありますが、発電をすべて火力発電でまかなった場合でも、ガソリン車の半分以下の二酸化炭素しか排出しないとする説が主流のようです。
 こんなにメリットのある電気自動車ですが、まだまだ普及は先のことになりそうです。トヨタとしては、ハイブリッド車開発に膨大な投資をしていますから、その投資を回収するまでは、仮に電気自動車の技術が確立していたとしても、しばらくはハイブリッド車を売る必要があるのかもしれません。
 電気自動車に関しては、コムスはまだまだその端緒というか、布石に過ぎません。今後は、
 車そのもののハードウェアとしては、
・多人数のりの普通車クラスのものを作る。
・ハードドア、エアコンなど、ガソリン車に遜色ない装備を持つようにする。
・上記のキャパシターの採用など、さらなる高効率化をはかる。
・航続距離をガソリン車並みに伸ばす。
・コストダウンをはかる。
 また、インフラの面では、
・電気を充電できるスタンドの設置を促進する。
・家庭で太陽光発電などによって充電できる施設を開発する(たとえば、車庫の屋根を太陽電池パネルにするなど)。
・充電方法、あるいは電池の交換方法など、「業界標準規格」の制定を急ぐ。
 等々の対処が望まれると思います。すでにやっているとは思いますが、なおいっそうの努力を期待したいところです。もちろん、国家単位での取り組みも必要だと思います。
 そのくらいやらないと、京都議定書の数値目標にしても、新たなる二酸化炭素削減目標にしても、達成できないと思います。








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